来月アイルランドの大学院(ビジネススクール)を卒業予定ののKです。
私は正式に海外大学院進学をする!と決めてから、まず何から始めればいいのか、どうやって大学を探せばいいのか迷いました。本記事では、自分がどのようにどの大学・何校の大学に出願するかを決めたのか明確に説明していきます。
どこまで自分の中で決まっているのか
①あなたはどんな分野を勉強したいか決まってますか?
②どこの国で勉強したいか決まっていますか?
この二つの質問を元に大学を探していきます。
大学院に行く場合明確または大体は①は決まっていると思いますが、②は決まっていなくても問題ありません。逆に、決まっていない方が選択肢が増え、チャンスも広がります!
大学の絞り方
志望校リスト作成
出願には時間と出願料がかかり、不安だからいっぱい受験しておこうというわけにはいきません。そのため、最大でも6校ほどに絞る必要があります。
ドリーム校 1,2校 憧れの大学 |
妥当校 1,2校 自分のスコア・ランキングを見て受かりそうな大学 |
安全校 1,2校 自分のスコア・ランキングを見て必ず受かる大学 |
このような6校に絞ることで、大学院に合格せず、一年棒に振るという可能性を減らします。
ステップ
1. 自分の行きたい分野の大学を大体把握する
2.自分のスコア等を確認する
3.さらに自分の中での譲れない軸で絞る
次にそのステップでの行動を具体的に紹介していきます!
1. 自分の行きたい分野の大学を大体把握する
やりたい分野・コースから大学を決めよう
「studyportals」を使う
Studyportalsは無料で世界の大学・大学院を検索することのできるサイトです。簡単にいうと、大学を探すための検索エンジンみたいなものです。110カ国以上3200校の中から自分の希望に沿った大学を探すことができます。また、世界的に有名な企業と提携しているため、安全なプラットフォームです。
「国」や「専門分野」に絞って検索が可能で、学費の安い順で並べ替えることも可能です。サイトでは、大体の基礎情報(学費・期間・出願締め切り日等)を1ページで教えてくれます。
しかし、Studyportalsで専門分野検索を行うと、驚く数の大学が結果として表示されます。例えば、Marketing分野の大学を探すと1166の大学がランダムに表示され、いまいちどの大学がいいのか一眼で分かるのは難しいです。そのため、このサイトだけで決めるのではなく、世界ランキングを見て、大学が専門分野でどの位置にいるのかも把握する必要があります。
世界ランキングを参考にしよう
世界ランキングだけを目安に大学を決めるのはよくない事ですが、世界ランキングが高いほど、良い・最先端教育が受けられるというのは事実です。また、ランキングの高い大学は注目度が高く、修士や博士を終えた後に就職を考えている人は学歴、大学の知名度は重要になります。
ビジネススクールの場合、Financial TimesやQS Universities Rankingが参考になります。他の分野でもGoogle検索で有名なランキングサイトが出てくると思います!
2.自分のスコア等を確認する
大学の出願に当たって、様々なスコア・テスト・成績が必要となります。
ヨーロッパの大学がよく提出書類として提示しているのは
- 成績 GPA (+とっていなければいけない授業等)
- 英語のスコア
- GMAT/GREテストスコア:ビジネススクールの場合(いらない大学もある)
となります。
まず、出願先大学が提示する成績・GPAを持っていない場合は出願をすることができません。英語のスコアとGMAT/GREのスコアは満たしなくても、入学までに満たせばいいよと言ってくれる大学もあるそうですが、やはり満たした状態で出願する方が安全だと思います。
そのため、その条件を満たしている大学(必ず入学までに満たすことができる)を選ぶことになります。
3.さらに自分の中での譲れない軸で絞る
その大学で勉強し、時間を過ごすわけですから自分の中で譲れない軸があると思います。
それは人それぞれですが、特定の授業・特定の分野・場所(国又は地域など)・学費・ランキングなどがあります。そのどれが譲れないのかを自分で決め、最後に候補を絞っていきます。
私の場合は ①専門分野 ②都会にある ③ランキングという順番で絞っていきました。
出願しよう
出願プロセス
出願のプロセス・スケジュールについては以下の記事で紹介しているのでぜひご覧ください!
出願の順番
出願する大学を決め、出願書類も作成し終わるとあとは実際に出願するだけとなります!もし、出願大学がローリング・アドミッションを採用している場合、できるだけ早く出願する方が良いですが、大学の出願の順番を気をつける必要があります!なぜなら、大学からオファーをもらった場合、約1ヶ月以内承諾し、デポジット金5万円ほどを払わないとならないからです。そのため、もし、安全校から合格をもらってその承諾期間にドリーム校から返信がない場合、5万円を払ってキープするか、その大学は見逃すかという選択を迫られることになります。
これは自分自身や海外大学院出願した友人の経験からですが、基本的に安全校の方がドリーム校よりも早く返信がもらえるため、先にドリーム校を出し、その後に妥当校、安全校に出願することをお勧めします。可能である場合は、エージェントの方に相談してみてください。
まとめ
この教授の元で勉強したい、この大学に必ず行きたいと最初に決まっていない限り、この大学選びの道は誰でも通る道です。いろんな大学を見て、良し悪しを見てと何度も繰り返す地道な作業ですが、時間をかけて行うことで、様々な発見があると思います!その大学に入学した自分の姿を思い描いたり、途中で嫌になったら数日間日にちを空けるなどしながら、地道にがんばりましょう!
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