海外大学院進学「出願スケジュール」を紹介。いつから始めればいい?何月に何する?

海外大学出願

はじめまして、日本の大学を卒業後、ヨーロッパの大学院(ビジネス系のTaught Masters Program)に進学し、去年卒業したKanaです。

海外の大学で勉強したい!と思ってもなかなか何から始めればいいのかわからない。不安要素も多く、諦めそうになりますよね。私も同じでした。

本記事では、私が実際にヨーロッパの大学院に合格するまでのロードマップをご紹介します。

  • 何から始めればいい?
  • 出願には何の書類が必要?
  • 何月に何をすればいい?
  • 普通はいつ頃出願するの?

などについて、詳しく時系列で説明していきます!海外大学院進学を検討している方に参考にしていただけると嬉しいです✨

理想の海外大学院を見つける

海外大学院に行きたいと思い立ったら、まずは自分の「理想の大学院や海外学生生活」を見つけましょう!

アメリカの大学生の生活に憧れがある

ドイツの歴史的な大学で哲学の勉強をしたい

将来フランスに住みたいので、フランスの大学院に進学したい

など様々な理由があると思います。自分にとって大学選びに何が重要なのかをかリストアップしてみましょう。

私の場合は海外のインタラクティブな環境で勉強したい。ヨーロッパの生活にあこがれるなどの理由から自分の興味などを深掘りしました!

まずは、行きたい国・学びたいことを決めましょう。

出願準備

何校に出願するのか、いつ出願するのかを決める

次に、志望校を決めます。そうすることで、スケジュールの逆算がしやすくなります。

私は出願する大学を最終的に5に絞り、11月までに全ての大学に出願することを目標に準備を行いました。

私は主にイギリスとアイルランドへ出願したため、ほとんどの大学がRolling Admission Processを採用していました。(Rolling Admision Process: 願書を受け取った順に審査を行う方法。定員が一杯になり次第締め切られる。)そのため、早くに出願した方が有利であり、Rolling Admissionが始まる週を目標に設定しました。

*どこの国の、どこの大学に出願するかによって期限が違うので注意してください。

具体的な出願校の決め方は次の記事で紹介します!

準備する必要がある書類

ここでは基本的にどの大学でも必要な出願書類をご紹介します。

  • 成績証明書
  • 卒業見込み証明書(学校による)
  • 身分証明書
  • TOEFL・IELTSなどの語学証明書
  • GMAT・GREなどの数学や英語能力を測るテスト(学校による)
  • CV 履歴書
  • Motivation letter/Personal Statement (PS) 志望理由書
  • Reference letter 推薦書 2枚

最後の3つ、CV(履歴書)、志望理由書、推薦書は大学を決めてから作成を始めますが、その他の語学証明書などは少しでも海外大学留学に興味があるな、と思ったら勉強を始めても良さそうです。

月別 出願スケジュール

ここからは私が実際に取った出願のプロセスを紹介していきます。

大学4年生(進学をしたい年の前年)のスケジュールです。私は10月、11月出願を目処にしていたので、逆算し、このようなスケジュールで出願の準備等を行いました。

余裕を持って出願準備を進めたい場合、入学予定の1年半前から準備する必要があります。

Month To Do List
3月~5月大学院に行くことを決断 大学を探し始める
6月-志望理由書を書くための自己分析(なぜその大学院に行きたいのか、その分野を学びたいのか、研究計画) 留学フェアに参加し、大学を知る、大学の入試科とお話しする
-応募できる奨学金を探す
7月-CVと志望理由書の下書きを書く 留学エージェントのネイティブに添削してもらう
-奨学金応募書類の準備
8月~9月-志望理由書を書き直す 大学の教授に推薦書をお願いする
-奨学金に応募する
10月出願する✨
11月〜2月合否が届く(大学によっては12月~3月の可能性もあり)
2月〜-渡航準備(寮やアパートを探す、大学生活について調べる)
-無料オンライン授業などを受講し、海外大学の授業に慣れる
-インターン等
翌年の9月8月末に渡航
入学

3月〜5月

大学院に行くことを最終決定する・大学を探し始める

海外の大学院に行くと決断をするのはとても勇気のいることであり、情報も少ないので不安です。周りに同じようなに海外大学院に進学する人が少なく、自分もとても不安でした。下記記事で、不安ポイントをどう事前準備でカバーするのか、軽減するのかについてご紹介しています✏️

6月

  • Motivation Letter/ Personal Statementを書くために自己分析をする(研究計画、なぜその分野を学びたいのか)
  • 留学フェア(オンライン)に参加し、興味のある大学の入試課、学生とお話をする

私はSIUKが提供する留学イベントに参加し、第一志望の大学の入試課の方と出願の流れや入学後の話などをオンラインでしました。

  • 自分が応募資格のある給付型奨学金を探す。2024年9月入学予定の方向けに給付金奨学金を応募期限別にまとめました。ぜひチェックしてみてください!奨学金は8月くらいから応募が開始します。大学に合格する前に、合格するという前提で書類を作成し、出願します。私は探すタイミングが遅く、数奨学金の期限を逃してしまいました😭ぜひ、みなさんには6月くらいから、探し始めてほしいです!


7月

  • CVとMotivation Letter(志望理由書) の下書きを書く→留学エージェントのネイティブの先生に見てもらう。Motivation Letterの具体的な構成や書き方を下記でご紹介しています✨
  • 給付型奨学金応募に必要な書類を集める

8月〜9月 

  • 何度もMotivation Letter を書き直し、完成させる

ここで何度も書き直し、自分なりに気づいたことがありました。それは、人によって良いMotivation Letterは違うので、正解はないということです。大事なポイントは、スペルミスや文法のミスを無くす、そして、熱意をパーソナルストーリーを使って伝える(自分ごとにする)なのではないかと私は思います。

また、TOP Admitなどのようなエッセイ添削サービスに、添削をお願いすることで、スペルミスや文法のミスは防ぐことができます。添削サービスを使わない場合も、必ず先生など誰かに読んでもらい、指摘してもらうことで、自分では見つからないミスも出願前に見つけることができます。


  • 大学の教授又は上司に推薦書をお願いする

推薦書を書いてもらう場合は、期限の1、2ヶ月前にお願いしましょう。元々書いてもらえそうな教授や上司がいればいいのですが、私の場合は推薦書が2通必要で、ゼミの教授1人以外頼める人がおらず、推薦書を書いてもらう教授を探すのが大変でした。最終的にはその学期に受講していた授業で担当してくれていた教授何人かに直接話し、お願いをしました。

  • 給付型奨学金に応募する

給付型奨学金にはオンラインで応募するものや、郵送するもの、応募方法は様々です。郵送の場合は特に期限に注意しましょう。

10月

  • 出願する

私の場合はできるだけ早く、出願できるように準備し、出願受付開始と同時に出願しました。出願も書類をただ添付するだけでなく、アカウント作成、個人情報の入力、書類のスキャンの提出など、1校出すのに1〜2時間かかります。

11月・12月

  • 合否が届く

私は結果的に出願した2校から

大学によって返事のスピードは異なるようですが、約1ヶ月後から来るようです。

2月〜

  • 寮やアパートを探す

留学先の国や都市によっては、寮やアパートが人気すぎてなかなか住むところが見つからないケースがあります。私の場合もそうで、寮は先着順でした。行く大学院が決まったらすぐに、寮やアパートについてリサーチしてみましょう。

  • 無料オンライン授業などを受講し、海外大学の授業に慣れる

大学の授業のスピードに慣れるために、時間が空いた時に無料の海外大学オンライン授業を受けていました!

  • インターン等で経験を積む

日本の大学を3月に卒業したあと時間があったというのと社会人の経験がない不安などがあったので大学院進学までの約半年間インターンとして企業で勉強をさせてもらいました。また、この期間はコロナの影響で海外旅行もそこまでできなかったので、ぜひ今から留学する方には空いた時間旅行やいろいろなことを楽しんでもらいたいです✨

まとめ

今回は海外大学院への出願スケジュールをご紹介しました。だいたい留学予定の1年半から2年前から準備を始めれば間に合うのと思います。私の場合は、GRE・GMATの試験を要さない大学を受験したので、準備は基本的に出願書類(志望理由書、CV作成、奨学金準備)に時間がかかりました。留学では準備を早く始めることで、書類作成に時間を取ることができたり、いろいろなメリットがあります。もし、海外大学院進学を考えている際はまず、調べるところからスタートしてみてください!



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